腸内環境を良くすることが健康や若返り、免疫力の向上に良いという話はいろんなところで見聞きされると思います。
しかし、それらの情報もリジェラボ的観点から見ると、どれもこれも基礎が省略されていたり、広告や筆者の伝えたいゴールのために必要なことのみを切り取られた情報であるため、皆さんが「知っている」と思っていても、正しく理解できていないのが現状です。
今回は、若返りのために絶対に学んでおきたい解剖生理学を基本に『腸のおはなし』最新版をお届けします。
腸は本当に若返りをもたらしてくれるのか?
- 人は「腸」で若返る。健康寿命を延ばす「不老」の免疫学
- 腸は若返る-腸の老化は脳の老化です
- 老けない人は「腸の若返り」ができている
- 健康の秘訣は腸年齢の若返りから
- やせる!整う!若返る!腸ストレッチ
- 腸が変われば、身体が変わる!劇的変化の“食べる腸活”
これらは、「腸 若返り」などで検索した際に出てくるページのタイトルです。書籍のページは老化関連が主で、Webマガジンはダイエットや美容の情報が多いようですね!
腸が若返りをもたらしてくれるのは、普段ケアをしておらずに悪い状態になっていることが、今の老化減少や体の不調、悩みに繋がっているため、腸を改善すれば良くなる=若返れるという理論です。
若返りの方法で腸が取り上げられるのは、重要かつコントロール可能だから
私たちは、食事をすることで全身に栄養を取り込みます。その栄養を分解、消化したあと、体に吸収するのは腸ですよね!
どんなに体にいい食事やサプリメントをとっても、腸の吸収が悪ければ、体内に取り込むことができません。
また、腸にいる腸内細菌が、体で作ることができない重要なビタミンなどを生産していたり、腸内環境が悪ければ、消化吸収されなかった食事が腐敗して、それによって発生した有害なものを体内に取り込んでしまうこともあります。
腸は実は最も重要な器官であるとも考えられており、私たちが老衰や癌などで亡くなる最後には、食事をとることができなくなって亡くなります。
生きていくための栄養素を吸収する唯一の器官である腸は、毎日食べたものなどの外敵に晒されており、損傷した細胞を毎日入れ替えるために、体の中の幹細胞が最も多い器官でもあります。
外部からの直接のダメージを受けるのと同じく、私たちが直接コントロールすることで腸内環境を守ったり、改善したりすることが出来ます。
腸内環境を改善する方法
- 善玉菌を増やす食事やサプリメントを摂る
- 善玉菌の餌になる食物繊維やオリゴ糖を多く含む食品を食べる
- 適度な運動や充分な睡眠、ストレスをためない
あれやこれやと騒ぎ立てるわりに、俯瞰して確認してみると、結局のところ、正しい生活習慣に善玉菌が増える食事やサプリを追加するというだけだったりします。
腸を若返らせるということは、本当はどういうことなのか?
腸を若返らせる方法と書かれていても、結局は腸内環境を整える方法が説明されているのがほとんど。
それはただ単に、不健康な状態を正常に戻す事にすぎませんし、老化が原因ではなく若い人にも同様の事が言えるわけなので、結局「若返り」というキーワードでつってるということです。
唯一これは正しいかな?と思える内容が「腸の炎症を防ぐ」というお話し。
また別の機会に詳しく解説しますが、老化現象のひとつに「慢性的な炎症」というものがあります。これは、老化で自然治癒力が低下して、炎症を治せなくなった状態を言います。
まあ、でもやっぱり。防ぐ…なので、若返りとは少し違いますね。
老化した腸とは?そして、その若返りの方法は??

老化とは、細胞の減少と細胞の機能低下です。
真の若返りを目指すなら、老化によって起こる現象にばかり目を向けるのではなく、私たちを構成している細胞と組織、器官を知らなくてはなりません。
腸内環境、腸内細菌や消化の状態をいくら考えても、老化をしているのは細胞ですから、組織構造から考えないとダメですよね!
ちょっと難しくなってきましたが、細かい用語まで覚える必要はありません。
どんな細胞で構成されているのかを知る事で、その細胞が作り出すタンパク質がわかり、どんな仕組みなのかを理解することができるようになります。
そして、その細胞の機能を取り戻したり、細胞を増やしたりすることを本当の「若返り」と言います。対処療法か、根本治療かの違いです。(これまでの腸の若返りは細胞のことを無視した対処療法の話ばかりでしたね!)
上のイラストの右側にあるように、小腸には3つの細胞があり、胚細胞は腸の粘膜を分泌し、吸収上皮細胞は、栄養物分解と吸収を行い、中心にある平滑筋細胞がぜんどう運動と言われる、消化物輸送の腸管運動を行っていますが、老化をすることでこれらの細胞が組織を構成するたんぱく質やその働きをサポートする酵素やホルモンを正しく作れなくなってしまいます。また、細胞が減っていくことで、損傷したところを修復することが難しくなっていくのです。
これまではその細胞の減少や細胞の機能が低下して腸の活動が弱まっていくところをどうすることもできなかったので、対処療法しか手立てはありませんでした。
そして、その細胞の老化は、腸だけに限らないのですから、腸だけを若返らせるなんてことは不可能です。
老化は止められる、そして若返らせることができる時代です。
腸だけでなく、全身の細胞が老化していくわけですが、その全身の細胞の老化を止め、若返らせることができる時代になりました。
真の若返りは全身いっぺんに若返らせていくのです。
なので、腸年齢が若い人は見た目も若いとかって言われるわけなんですよね!
さあ、皆さんもぜひ腸活なんて言ってないで、全身の細胞を若返らせるリジェ活を始めましょう!!